野村エンジニアリング


ビニールハウスの温湿度測定にファン付きラジエーションシールド

空気の流れが少なく直射日光の当たるビニールハウス内で温湿度を計測する。ソーラー電力で動く【ファンシールド】。

1)バッテリーレス! ソーラーパネルの電力のみで動くファンを搭載。
 ビニールハウス内は、空気の流れが少なく、ラジエーションシールドなどの中に温湿度センサーを入れると、直射日光が当たって筐体温度が上がり、実際よりも計測温度が高く出てしまう傾向にあります。
 そこで、直射日光が当たって温度計測が不安定になる時間帯のみ、本来邪魔者であるはずの直射日光(ソーラー電力)を有効活用してファンを動かし、強制的に通気させてしまおうというのが、このファンシールドです。

ファン付きラジエーションシールド 温湿度センサー内臓

アジア最大のICT専門見本市。COMPUTEX TAIPEI 2016にて、ファンメーカーのブースで、ファンシールドが紹介されました。
ファン付きラジエーションシールド


2)センサータグ受信機(SRPC-TSR)が、複数箇所の温湿度データを無線で回収!
 各ファンシールドには、温湿度センサータグが内臓されており、315MHz帯の特定小電力無線を使用しタグ受信機へ送信。複数箇所の温湿度データを集約可能。
 集めたデータは、3G回線/LTEを使用してインターネットに転送するSRPC-Mobile、または、有線LANで接続するSRPC-GWに、429MHz帯の特定小電力無線で送ります。

温湿度タグのデータを受信する


3)日射計や土壌センサーデータを取るSRPC-DN、CO2濃度を計測するSRPC-AIRも。
 SRPCアグリシリーズとして、日射計、土壌センサー、CO2といったセンサーに対応した製品もラインナップしています。
 写真は、DECAGON 5TEを設置している様子。

いちごハウス・土壌センサーいちごの土壌監視・肥料




4)SRPC-Mobileで、3G/LTE回線を使用してデータ転送。

 携帯モジュール搭載のワイヤレスモバイルゲートウェイです。SIMはドコモを使用します。
 こちらもアグリシリーズのSRPCと同サイズのコンパクト設計。電源も同様に太陽電池を使用しますので、電気工事などの必要もありません。

農業用モバイルゲートウェイ


5)屋外の風向風速・雨量・温湿度・日射・土壌を計測

 一本の単菅パイプに複数のSRPCを設置できます(写真は4m)。
 電源は、SRPC・センサーとも太陽電池から供給されますので電機工事の必要ありません。
 上から、SRPC-DNの日射計と土壌計、SRPC-WJ-WSの雨量計と温湿度計、SRPC-Mobileの設置例。*各SRPCは、50cm以上は離して設置してください。

果樹園に設置した雨量・温湿度・日射・土壌センサー

電気柵の電圧低下を監視(SRPC-ANIO)

太陽電池駆動、防雨ケースの送受信機【SRPC-ANIO】
接点入力(1ch)のほか、アナログ入力のセンサー(2ch)の接続タイプ。


 電気柵の電圧監視に。
 夏場、雑草が伸びて電気柵にかかり電圧が低下した、電気柵の一部が破損した……といった不具合を現地に行かなくても、SRPC-Mobileと組み合わせることで、遠隔監視することができます。

自動ポンプ制御・太陽電池・無線