最近は多くの製品にバッテリーが搭載され、乾電池を使う機会は減ったかと思われますが、
未だにリモコンやライトなどの多くは乾電池式であり、防災グッズとしてエネループなどの充電池が再評価されているようです。
しかしエネループの価格が高騰しており、たくさん買うには価格の低い類似品が気になるところです。
今回はAmazonで買える単4充電池を実際に測定して、特性を比較します。
ブランド | 型名 | メーカ | 容量 | 使用回数 | 単価 |
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eneloop | BK-4MCC | Panasonic | 750mAh | 2100回 | ¥290 |
IMPULSE | TNH-4ME | 東芝 | 750mAh | 2100回 | ¥190 |
enevolt | ー | 3R SYSTEMS | 950mAh | 1000回 | ¥124 |
POWEROWL | ー | ー | 1000mAh | 1200回 | ¥125 |
POWXS | ー | ー | 1100mAh | 1500回 | ¥118 |
Amazonbasic | ー | Amazon | 800mAh | 800回 | ¥170 |
※くり返し使用回数について
2019年3月にJISが改正され、くり返し使用回数の試験条件が見直されました。
製品情報の使用回数は新旧どちらが適用されているかわからないため
単純に表記だけで比較はできなそうです。
例としては eneloop の場合は、約2100回(旧)→約600回(新) となっています。
電池は単4(AAA)サイズ2つを直列に接続し、電圧が2.0Vに低下するまで0.2Aの負荷をかける。
eneloop・IMPLUSE は0.2A負荷をかけても電圧降下が少ないです。
その他は一時間ほどで 2.2V まで低下はしますが、その後は徐々に低下する特性になっています。
最終的には3時間15分~3時間30分ほどで 2.0V となり、表記されているスペックの差異はあまり感じられません。
ピーク電流が高い製品:IMPULSE
※ストロボ・懐中電灯・動くおもちゃ など
ピーク電流が低い製品:enevolt
※リモコン・ワイヤレスマウス など
IMPULSEがeneloopの特性に一番近く値段も安そうです。
両方ともFDK製?
引き続き IMPULSE をくり返し充放電して特性の変化を見ていきたいと思います。