用意するもの
サイト https://www.thethingsnetwork.org/
前回のバージョンと同じく、右上の『Login』を押してログインします。 アカウントが無い場合は、『Sign up』で登録します。無償です。
表示されているユーザー名の矢印を押して、『Console』を押します。
サーバーを選択するのですが、どれを選択しても問題ないと思います。 今回は『North America 1』を選択しました。
The Things Network V3のコンソール画面が表示されます。
まずは、LoRaWANのゲートウェイを登録します。コンソール画面で『ゲートウェイの登録』を押します。
ゲートウェイIDを入力します。自由に入力できます。今回は、『ne-gw-01』にしました。
ゲートウェイEUIを入力します。これは、LoRaWANゲートウェイ固有の番号になります。 ゲートウェイのラベル等に記載されていますので、お使いのゲートウェイを調べてみてください。
ゲートウェイ名・ゲートウェイの説明は入力しなくても問題ありません。
ゲートウェイサーバーのアドレスはゲートウェイ側に設定します。 旧バージョンで既に運用されていた場合には、アドレスが変わっていますので、再設定が必要です。
Require authenticated connectionは、無効にします。 有効にしたい場合でも、無効の状態で通信を確認した後に行った方が良いと思います。
ゲートウェイの状態と場所を設定すれば、公開ゲートウェイになります。今回は非公開にしました。
周波数プランを『Japan 920-923MHz with LBT(channels 31-38)』を選びます。 周波数プランは、お使いのゲートウェイの周波数設定次第で変わります。これが一致していないと、エラーになります(『スケジュールに失敗しました』と表示されます)。 今回は、922.0~923.4MHzの範囲を設定してあるゲートウェイを使用したので、上記の選択になりました。 選択した内容の周波数範囲を確認したい場合には、もう少し後の画面で確認できます。 ここの設定が間違っていても、ゲートウェイの接続が成功する場合もあります。
最後に『ゲートウェイの作成』を押して、完了です。
ライブデータにエラーが表示されなければ正常に動作しています。 他のページでもステータスが『接続済』に変わります。
グローバル設定の『global_conf.jsonのダウンロード』を行って、中身を見ると周波数プランの周波数範囲を確認することができます(テキストファイル)。
The Things Networkにデバイスを登録する前に、アプリケーションという枠組みのようなものを登録します。 コンソール画面の『アプリケーションの作成』を押します。
最後に、『アプリケーションの作成』を押すと登録されます。
LoRaWANデバイスを登録するためには、事前にLoRaWANデバイスに割り振られている固有ID(Device EUI)を調べておく必要があります。
LW01-NWPで確認するには、
筐体に貼ってあるラベルで確認する
LW01-NWPへのコマンドで確認する(<CR>は、キャリッジリターン)
#?I<CR>
と入力すると、
xxxxxxxxxx
$00ABCDEF12345678<CR>
と出力されます。この出力された$以降の00ABCDEF12345678がDeviceEUIになります。
(実際のお使いのLW01-NWPごとに00ABCDEF12345678の部分のIDは変化します)
アプリケーションのページを開きます。
右下の『エンドデバイスの追加』を押します。
The Things Networkでサポートされているデバイスなら、『LoRaWANデバイスレポジトリから』を選択して、登録した方が簡単です。なければ、『手動』を選択します。
周波数プランは、ゲートウェイの登録の時に選択したものと同じものになります。 この設定が間違っていても、ゲートウェイは正常に接続できる場合があります。 エラーメッセージで『スケジュールに失敗しました』と表示されたときには、ここの設定が原因かもしれません。
LoRaWANバージョンは、どれを選択すればよいのか一番分からない項目かもしれません。 LW01-NWPは、データシート上ではVer1.1と記載されていますが、Ver1.0.3を選択してください。 ここの設定を変更すると、画面上の入力する項目が変化し、サーバーの処理も変化します。 例えば、『AppEUI』が『JoinEUI』になったり、OTAAの設定に『NwkKey』が追加されたりします。LW01-NWPは、OTAAの接続時にネットワークキーをサーバーから受け取る仕様なので、『NwkKey』の設定ができません。そのため、Ver1.0.3になります。
DevEUIは、デバイス毎固有のDeviceEUIを入力します。
AppEUIは、自由に設定できますが、同じ値をデバイス側にも設定する必要があります。 LW01-NWPでは、#AEコマンドで設定できます。
AppKeyは、『生成』ボタンを押すと自動で設定されます。設定したい値があるなら手入力することもできます。このAppKeyは、デバイス側にも設定する必要があります。 LW01-NWPでは、#AKコマンドで設定できます。
最後に、『Register end device』押すと登録できます。
工場出荷時は、OTAA接続になっていますが、変更された場合には下記のコマンドをLW01-NWPに入力してください。
xxxxxxxxxx
#JM0<CR>
ライブデータの項目に、エラーが表示されなければ、正常に接続できています。 ライブデータで、デバイスから送られてきたデータも確認することができます。
エラーメッセージで、
The Things Network V3にデータが上がるところまでを書きました。